演習授業紹介 ◆ブックアート演習◆ その1

版画分野では、純粋な版画技法以外に、版画と繋がりの深いイラストレーションやブックアート、ドローイング、コンピュータなど様々なメディアでの演習授業を柔軟に取り入れています。学生は、演習授業を通して版画から、イラストやブックアート、デジタル等他の表現へ繋がる可能性を探るのと同時に、これらの演習授業での経験が作品制作にも反映されてゆきます。

 

3回生を対象に週に一度行われるブックアート演習では、実際に自分の手で作業をしながら、製本の基礎知識と技術を習得していきます。

印刷と製本の歴史的流れを踏まえ、ブックアート、アーティストブックの流れを研究すると共に、様々な素材、メディアを活用しながらブックアートによる表現の可能性を探る授業です。

 

授業前半では「和とじ」や「ハードカバーのアコーディオンブック」等を制作しながら和紙や洋紙、製本材料の特徴を理解しながら演習形式で製本技術を学びます。

 


 

和綴じ


 


 

授業後半に、これまでの知識を活かして、プランを立てて素材やテーマを自由に選択し、より広範なオリジナルブックアートの作品制作を行います。自由で様々な工夫を凝らしたオリジナルなブックアート作品が完成します!

 

課題作品例

 






積み木をコンセプトにしたブックアート

 





黄色をテーマにしたブックアート